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⚗️化学クイズ 問題と解説

元素・化合物・化学反応など、化学に関するクイズです。元素周期表から身近な化学現象まで、化学の面白さを体験できます。1240問のうち第621640問を掲載しています(32ページ目/全62ページ)。

  1. 621難易度 ★★☆☆☆

    IUPAC命名法でアルカンの命名に使う語根(炭素数 4 の場合)はどれか?

    正解:ブタ(but)
    解説:IUPAC命名法のアルカン命名語根は C1:メタ(meth)、C2:エタ(eth)、C3:プロパ(prop)、C4:ブタ(but)、C5:ペンタ(pent)、C6:ヘキサ(hex)と続く。4炭素の直鎖アルカンはブタン(butane)と命名される。
  2. 622難易度 ☆☆☆☆

    エタノール(エチルアルコール)の示性式として正しいのはどれか?

    正解:CH₃CH₂OH
    解説:エタノールの示性式は CH₃CH₂OH(または C₂H₅OH)であり、ヒドロキシ基(−OH)を持つアルコールである。CH₃OCH₃ はジメチルエーテル(同じ分子式 C₂H₆O の構造異性体)、CH₃CHO はアセトアルデヒドである。
  3. 623難易度 ★★☆☆☆

    酢酸 (CH₃COOH) の水溶液の性質として正しいのはどれか?

    正解:弱酸であり部分的に電離する
    解説:酢酸は弱酸であり、水溶液中では CH₃COOH ⇌ CH₃COO⁻ + H⁺ の平衡が成立し、一部のみが電離する(pKa ≈ 4.76)。塩酸や硫酸などの強酸と異なり、同濃度では電離度が低くpH は高い。
  4. 624難易度 ★★★☆☆

    アスピリン(アセチルサリチル酸)の官能基として正しいのはどれか?

    正解:エステル基とカルボキシル基
    解説:アスピリン(アセチルサリチル酸)はエステル結合(フェノール性 OH のアセチル化)とカルボキシル基(−COOH)を持つ。解熱・鎮痛・抗炎症作用があり、世界で最も広く使われる医薬品の一つ。加水分解するとサリチル酸と酢酸に分解される。
  5. 625難易度 ★★☆☆☆

    グルコース(ブドウ糖)の分子式はどれか?

    正解:C₆H₁₂O₆
    解説:グルコース(ブドウ糖)の分子式は C₆H₁₂O₆ である。フルクトース(果糖)とは同じ分子式をもつ異性体である。C₁₂H₂₂O₁₁ はスクロース(砂糖)、C₆H₁₀O₅ はセルロース・デンプンの繰り返し単位(グルコース無水物)の式に近い。
  6. 626難易度 ★★☆☆☆

    脂肪酸のうち不飽和脂肪酸の特徴はどれか?

    正解:炭素間に二重結合が含まれ、常温で液体のものが多い
    解説:不飽和脂肪酸は炭素-炭素二重結合(C=C)を 1 つ以上含み、常温で液体(油脂)のものが多い。代表例:オレイン酸(C18:1、オリーブ油に多い)、リノール酸(C18:2)、EPA・DHA(多価不飽和脂肪酸)。飽和脂肪酸は単結合のみで常温で固体(脂肪)が多い。
  7. 627難易度 ★★☆☆☆

    メタン (CH₄) の分子の形状(VSEPR 理論)はどれか?

    正解:正四面体形
    解説:メタン(CH₄)では炭素原子が 4 つの水素原子と結合しており、4 つの共有電子対が反発を最小化するため正四面体形となる。H−C−H の結合角は約 109.5°である。sp³ 混成軌道を形成していることに対応する。
  8. 628難易度 ★★★☆☆

    エチレン (C₂H₄) の C=C 二重結合に関する記述として正しいのはどれか?

    正解:σ 結合 1 本とπ 結合 1 本からなる
    解説:炭素-炭素二重結合(C=C)は σ 結合(正面衝突型の軌道重なり)1 本と π 結合(側面型の軌道重なり)1 本の計 2 本の結合からなる。π 結合は σ 結合より弱く、付加反応が起こりやすい原因となる。エチレンの 6 個の原子はすべて同一平面上にある。
  9. 629難易度 ☆☆☆☆

    炭化水素の完全燃焼で必ず生成する物質はどれか?

    正解:CO₂ と H₂O
    解説:炭化水素の完全燃焼では、炭素が CO₂ に、水素が H₂O に酸化される。不完全燃焼(酸素不足)の場合には CO が生成するが、完全燃焼では CO₂ と H₂O のみが生成する。例:CH₄ + 2O₂ → CO₂ + 2H₂O。
  10. 630難易度 ★★☆☆☆

    アルコールの沸点が同程度の分子量を持つアルカンより高い主な理由はどれか?

    正解:ヒドロキシ基(−OH)により分子間で水素結合を形成するから
    解説:アルコールの OH 基は水素結合(O−H…O)を形成するため、分子間の引力が大きくなり沸点が上昇する。同じ炭素数のアルカンには水素結合がなく分散力のみのため沸点が低い。例:エタノール(沸点 78℃)はプロパン(沸点 −42℃)より大幅に高い。
  11. 631難易度 ☆☆☆☆

    有機化合物に含まれる元素の組み合わせとして基本的なものはどれか?

    正解:炭素 (C) を必ず含む
    解説:有機化合物は炭素(C)を骨格とする化合物の総称であり、C を必ず含む。H・O・N・S・P・ハロゲンなども含むが、炭素以外は必須ではない(例:CH₄ は C と H のみ)。CO₂・CO・炭酸塩は無機化合物として扱う慣例がある。
  12. 632難易度 ★★☆☆☆

    ベンゼン環を持つ芳香族化合物の代表として正しいのはどれか?

    正解:トルエン(メチルベンゼン)
    解説:トルエン(CH₃−C₆H₅)はベンゼン環にメチル基が付いた芳香族炭化水素の代表例である。芳香族化合物はベンゼン環(6π 電子の非局在化)を持ち、芳香族性(Hückel則)により特有の安定性と化学的性質を示す。
  13. 633難易度 ☆☆☆☆

    次の物質のうち、最も沸点が高いのはどれか?

    正解:ブタン (C₄H₁₀)
    解説:アルカンは炭素数(分子量)が大きいほど分子間分散力が大きくなり沸点が上昇する。沸点はメタン(−162℃)< エタン(−89℃)< プロパン(−42℃)< ブタン(−1℃)の順に高くなる。
  14. 634難易度 ★★☆☆☆

    ガソリンの主成分として含まれるオクタン (C₈H₁₈) はどのような化合物か?

    正解:炭素数 8 のアルカン
    解説:オクタン(n-オクタン、C₈H₁₈)は炭素数 8 の直鎖アルカンである。ガソリンの主成分は様々な炭素数(C5〜C12)のアルカン・アルケン・芳香族化合物を含み、オクタン価(アンチノック性)の基準はイソオクタン(2,2,4-トリメチルペンタン、同じ分子式 C₈H₁₈)を 100 とする。
  15. 635難易度 ★★☆☆☆

    ファラデー定数 F = 96500 C/mol の意味として正しいのはどれか?

    正解:1 mol の電子が持つ電気量
    解説:ファラデー定数 F は 1 mol の電子が持つ電気量(電荷量)であり、F = eNA = 1.602×10⁻¹⁹ C × 6.022×10²³ mol⁻¹ ≈ 96500 C/mol で求まる。電気分解では析出量の計算に Q = nFz(n:mol 数、z:電子数)の式を使う。
  16. 636難易度 ★★★☆☆

    電池の起電力(EMF)を決定する要因として最も適切なのはどれか?

    正解:電極に使う金属の標準電極電位の差
    解説:電池の標準起電力 E° は正極と負極の標準還元電位の差(E°正極 − E°負極)で決まる。例:ダニエル電池は E° = +0.34 V(Cu²⁺/Cu)− (−0.76 V)(Zn²⁺/Zn)= 1.10 V。電解液の体積や電池の大きさは容量には影響するが起電力は決定しない。
  17. 637難易度 ★★☆☆☆

    水の電気分解で陽極から発生する気体と陰極から発生する気体の体積比はどれか?

    正解:O₂:H₂ = 1:2 (陽:陰)
    解説:水の電気分解:陰極 2H₂O + 2e⁻ → H₂ + 2OH⁻、陽極 2H₂O → O₂ + 4H⁺ + 4e⁻。電子 4 mol あたり H₂ 2 mol・O₂ 1 mol が生成するため、陽極(O₂):陰極(H₂)= 1:2 の体積比となる。
  18. 638難易度 ☆☆☆☆

    次の電池のうち一次電池(使い捨て電池)はどれか?

    正解:アルカリマンガン乾電池
    解説:一次電池は放電のみで充電できない電池である。アルカリマンガン乾電池(乾電池)は典型的な一次電池である。鉛蓄電池・リチウムイオン電池・ニッケル水素電池はいずれも充放電が可能な二次電池(蓄電池)である。
  19. 639難易度 ★★☆☆☆

    酸化還元反応でイオン化傾向の大きい金属ほどどのような性質を持つか?

    正解:酸化されやすく還元剤として働きやすい
    解説:イオン化傾向の大きい金属(Li > K > Ca > Na > Mg > Al > Zn…)ほど電子を失いやすく(酸化されやすく)、還元剤として機能しやすい。反対に金(Au)・白金(Pt)などはイオン化傾向が小さく酸化されにくい貴金属である。
  20. 640難易度 ★★★☆☆

    銅(Cu)が通常の塩酸(HCl)には溶けないが王水には溶ける理由はどれか?

    正解:王水(濃塩酸+濃硝酸)は非常に強い酸化力を持つから
    解説:Cu は水素より下(イオン化傾向小)なので希酸には溶けないが、王水(濃塩酸 3:濃硝酸 1 の混合)は Cl⁻ による錯形成と HNO₃ の強い酸化力が組み合わさって Cu や Au・Pt などの貴金属まで溶かすことができる。

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