毎日集まる新しいクイズで、ちょっとした知識を増やしましょう。

⚗️化学クイズ 問題と解説

元素・化合物・化学反応など、化学に関するクイズです。元素周期表から身近な化学現象まで、化学の面白さを体験できます。1240問のうち第821840問を掲載しています(42ページ目/全62ページ)。

  1. 821難易度 ★★☆☆☆

    唾液に含まれ、デンプンを麦芽糖に分解する消化酵素はどれか。

    正解:唾液アミラーゼ(プチアリン)
    解説:唾液アミラーゼ(ptyalin)は多糖類のデンプンをα-1,4グルコシド結合で切断し、二糖の麦芽糖(マルトース)や短鎖のオリゴ糖に分解する。ご飯をよく噛むと甘くなるのはこの酵素の働き。ペプシンは胃のタンパク質分解酵素。
  2. 822難易度 ★★★☆☆

    胃で働くペプシンが正しく機能するために必要な環境はどれか。

    正解:pH 1.5〜2(強酸性)
    解説:ペプシンは胃の強酸性条件(pH 1.5〜2)でタンパク質を消化する酵素。胃腺から不活性なペプシノーゲンとして分泌され、塩酸(HCl)によって活性型ペプシンになる。pH が上がると活性を失う。
  3. 823難易度 ★★☆☆☆

    脂肪を分解する消化酵素「リパーゼ」が主に分泌される器官はどれか。

    正解:膵臓
    解説:膵臓は膵液中にリパーゼを分泌し、十二指腸で脂肪(トリグリセリド)を脂肪酸とグリセロールに加水分解する。胆嚢から分泌される胆汁酸塩が脂肪を乳化してリパーゼの働きやすい状態にする。肝臓は胆汁を産生するが消化酵素は分泌しない。
  4. 824難易度 ★★★★

    コレステロールの生合成に関して正しいものはどれか。

    正解:コレステロールは体内でアセチルCoAから合成される
    解説:コレステロールはアセチル補酵素A(アセチルCoA)を出発物質としてHMG-CoA還元酵素が触媒するメバロン酸経路で肝臓などで合成される。体内合成量は食事摂取量より多く、スタチン系薬がHMG-CoA還元酵素を阻害しコレステロールを下げる。
  5. 825難易度 ★★★★

    アスピリン(アセチルサリチル酸)の主な薬理作用はどれか。

    正解:シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジン産生を抑制する
    解説:アスピリンはCOX-1・COX-2をアセチル化して不可逆的に阻害し、炎症・発熱・痛みを引き起こすプロスタグランジンの産生を抑制する。また血小板COX-1阻害によってトロンボキサンA2産生が低下し抗血小板作用を示す。
  6. 826難易度 ★★☆☆☆

    日焼け止めの「SPF」は何から肌を守る指標か。

    正解:UV-B(紫外線B波)による日焼け(サンバーン)からの保護
    解説:SPF(Sun Protection Factor)は主にUV-B(280〜315nm)による急性炎症(サンバーン、いわゆる赤くなる日焼け)への防御効果を示す。PA(Protection Grade of UVA)はUV-Aからの保護を表す。日焼け止めには紫外線吸収剤(有機化合物)と散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛)が使われる。
  7. 827難易度 ★★★☆☆

    日焼け止めの「散乱剤」として使われる成分はどれか。

    正解:酸化チタン(TiO2)
    解説:酸化チタン(TiO2)や酸化亜鉛(ZnO)は物理的散乱剤(無機系紫外線防御剤)として、紫外線を反射・散乱させて皮膚を守る。白浮きしやすいが皮膚への刺激が少ない。アボベンゾン・オキシベンゾン・エチルヘキシルメトキシシンナメートは紫外線吸収剤(有機系)。
  8. 828難易度 ★★☆☆☆

    水素と酸素が反応して水を生成する反応式として正しいものはどれか。

    正解:2H2 + O2 → 2H2O
    解説:水素の燃焼反応は「2H2 + O2 → 2H2O」。水素2分子と酸素1分子が反応して水2分子が生成する。水素は燃焼しても水しか生成しないためクリーンエネルギーとして注目される。反応は強い発熱反応(エンタルピー変化 -572 kJ/mol)。
  9. 829難易度 ★★★☆☆

    食塩(NaCl)水溶液を電気分解すると、陽極から発生する気体はどれか。

    正解:塩素(Cl2)
    解説:食塩水の電気分解では陽極で塩化物イオン(Cl⁻)が酸化されて塩素ガス(Cl2)が発生し、陰極では水が還元されて水素ガス(H2)と水酸化物イオン(OH⁻)が生成される。この反応は塩素・水酸化ナトリウム・水素の製造に工業利用される。
  10. 830難易度 ★★★☆☆

    牛乳を加熱殺菌するときの「パスツリゼーション(低温殺菌)」は何℃で何分間加熱するか。

    正解:63℃で30分間
    解説:低温長時間殺菌(LTLT法)は63〜65℃で30分間加熱し、主要な病原菌を不活化する。牛乳の風味や栄養成分をできる限り保ちながら衛生化する目的で使われる。121℃で15分間は高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)で医療・缶詰に使われる。
  11. 831難易度 ★★★★

    天然ゴム(生ゴム)の主成分となるモノマーはどれか。

    正解:イソプレン(2-メチル-1,3-ブタジエン)
    解説:天然ゴム(シス-1,4-ポリイソプレン)はイソプレン(C5H8)の付加重合体。パラゴムノキの樹液(ラテックス)から採取される。加硫(硫黄による架橋)によって弾性・耐久性が向上する。合成ゴム(SBR)はスチレンとブタジエンの共重合体。
  12. 832難易度 ★★☆☆☆

    お酢(食酢)の主成分である酢酸の化学式はどれか。

    正解:CH3COOH
    解説:酢酸(acetic acid)の化学式はCH3COOH。お酢は3〜5%の酢酸水溶液で、アルコール発酵後に酢酸菌がエタノールを酢酸に酸化して作られる。蟻酸(HCOOH)はギ酸、C2H5OHはエタノール、CH3CHOはアセトアルデヒド。
  13. 833難易度 ★★★☆☆

    蛍光灯の内部に入っている気体はどれか。

    正解:アルゴンと水銀蒸気
    解説:蛍光灯はアルゴン(希ガス)と少量の水銀蒸気を封入し、電極間に放電させると水銀が紫外線を発し、管内壁の蛍光物質がこれを可視光に変換する。水銀の有害性からLEDへの移行が進んでいる。
  14. 834難易度 ★★☆☆☆

    電池(化学電池)の基本原理はどれか。

    正解:酸化還元反応によって化学エネルギーを電気エネルギーに変換する
    解説:化学電池は負極での酸化反応(電子放出)と正極での還元反応(電子受け取り)を分離し、導線を通じて電子の流れ(電流)を取り出す装置。酸化還元反応のエネルギー差が起電力の源。光電池(太陽電池)は光→電気、熱電素子は熱→電気の変換。
  15. 835難易度 ★★★☆☆

    鉛蓄電池(車のバッテリー)で使われる電解液はどれか。

    正解:希硫酸(硫酸水溶液)
    解説:鉛蓄電池の電解液は希硫酸(H2SO4水溶液)。負極は鉛(Pb)、正極は二酸化鉛(PbO2)を使い、放電時に両極で硫酸鉛(PbSO4)が生成される。充電時にはこの反応が逆行する。比重計で電解液の濃度を測り充電状態を確認できる。
  16. 836難易度 ★★★☆☆

    リチウムイオン電池が携帯電話やノートパソコンに広く使われる理由として最も適切なものはどれか。

    正解:エネルギー密度が高く、軽量で充放電サイクル寿命も長いため
    解説:リチウムイオン電池はリチウムの低原子量と高電圧(約3.6V)によって重量・体積あたりのエネルギー密度が高く、かつ充放電サイクル特性も良好。自己放電は少量あり、過充電・過放電への保護回路が必要。コストは鉛蓄電池より高い。
  17. 837難易度 ☆☆☆☆

    固体の状態から液体を経由せず直接気体になる変化を何というか。

    正解:昇華
    解説:昇華(sublimation)は固体が直接気体に変化する状態変化。ドライアイス(固体CO2)が常温で気体CO2になる、防虫剤のナフタリンや衣類ケアのパラジクロロベンゼンが消えていくのが代表例。融解は固体→液体、蒸発は液体→気体。
  18. 838難易度 ★★★☆☆

    ドライアイス(固体の二酸化炭素)が常温で気体になるときの温度は何℃か(1気圧時)。

    正解:-78.5℃
    解説:CO2は1気圧では約-78.5℃で昇華し、液体にならず直接固体から気体になる。高圧下では液体CO2が存在する。ドライアイスは食品の輸送・保存、ドライアイスアイスや舞台効果に使われる。-196℃は液体窒素、-253℃は液体水素の沸点。
  19. 839難易度 ★★★☆☆

    「硬水」を軟水化する軟水器の一般的な仕組みはどれか。

    正解:イオン交換樹脂でカルシウム・マグネシウムイオンをナトリウムイオンに交換する
    解説:家庭用軟水器はイオン交換樹脂(ナトリウム型カチオン交換樹脂)を使い、Ca²⁺・Mg²⁺をNa⁺と交換して水の硬度を下げる。飽和後は食塩水で再生できる。ゼオライトも同じ原理で使われる。活性炭は塩素・臭みの吸着に使われる。
  20. 840難易度 ★★☆☆☆

    電子レンジが食品を加熱するメカニズムはどれか。

    正解:マイクロ波が水分子を振動させ、その摩擦熱で食品が温まる
    解説:電子レンジは2450MHzのマイクロ波を照射し、極性分子である水(H2O)がマイクロ波の電場変化に追随して高速振動・回転することで分子間摩擦が生じ食品内部から加熱される。表面を直接焼かないため「焦げ目」がつかない。

このページは「化学」カテゴリのクイズ問題と解説をまとめた学習用ページです。 実際に4択形式で挑戦したい方は 化学クイズ から、全ジャンルからランダムに出題される 全カテゴリミックス もお試しください。