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⚗️化学クイズ 問題と解説

元素・化合物・化学反応など、化学に関するクイズです。元素周期表から身近な化学現象まで、化学の面白さを体験できます。1240問のうち第101120問を掲載しています(6ページ目/全62ページ)。

  1. 101難易度 ★★★☆☆

    1985年にクロトー、スモーリー、カールらによって発見され、1996年にノーベル化学賞の対象ともなった炭素の同素体はどれか?

    正解:フラーレン(C60)
    解説:フラーレン(特にC60はバックミンスターフラーレンとも呼ばれる)は1985年に発見された炭素の同素体で、60個の炭素原子がサッカーボール型に配置された球状分子です。この発見によりクロトー、スモーリー、カールは1996年のノーベル化学賞を受賞しました。
  2. 102難易度 ★★☆☆☆

    常圧(1気圧)における液体窒素の沸点として最も近いのはどれか?

    正解:-196℃(約77K)
    解説:液体窒素の沸点は標準大気圧(1気圧)下で約-196℃(約77K)です。これはドライアイスの-78℃よりも大幅に低く、医療・食品・工業分野で急速冷凍や低温実験に広く利用されています。なお-269℃は液体ヘリウムの沸点です。
  3. 103難易度 ★★★☆☆

    2004年に単離に成功し、2010年のノーベル物理学賞の対象ともなった素材「グラフェン」の構造として正しいのはどれか?

    正解:炭素原子が六角形蜂の巣状に配列した1原子層の薄膜
    解説:グラフェンは炭素原子が六角形蜂の巣状(ハニカム格子)に並んだ1原子分の厚みしかない2次元材料です。2004年にガイムとノボセロフがテープ剥離法で単離に成功し、その電気的・機械的特性の研究で2010年ノーベル物理学賞が授与されました。
  4. 104難易度 ★★☆☆☆

    炎色反応において、銅(Cu)が示す色として正しいのはどれか?

    正解:青緑色(緑青色)
    解説:銅(Cu)を炎に入れると青緑色(緑青色)の炎色反応を示します。炎色反応は各元素に固有の色を示す現象で、花火の緑色の発色にも銅化合物が使われています。なお赤色はカルシウム・ストロンチウム、黄色はナトリウム、紫色はカリウムの炎色反応です。
  5. 105難易度 ★★☆☆☆

    フライパンのコーティング材としても知られる「ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、テフロン)」の特徴として正しいのはどれか?

    正解:摩擦係数が非常に低くほとんどの物質が付着しにくい
    解説:PTFEは非常に低い摩擦係数(固体の中で最低クラス)と優れた耐薬品性・耐熱性を持つフッ素樹脂です。フライパンのノンスティックコーティング(テフロン加工)として広く使われているほか、配管や電線の絶縁材としても利用されています。
  6. 106難易度 ★★★☆☆

    フランスの化学者アントワーヌ・ラヴォアジエが「酸素(oxygen)」と命名した際の語源として正しいのはどれか?

    正解:「酸を生む」を意味するギリシャ語(oxys + genes)に由来する
    解説:「酸素(oxygen)」の名はラヴォアジエが命名したもので、「酸(oxys)」と「生む・作る(genes)」を組み合わせたギリシャ語を語源とする。当時は「酸素が酸を作る」と考えられていたためこの名がついたが、のちに塩酸などの無酸素酸が発見されこの仮説は誤りとわかった。
  7. 107難易度 ★★★☆☆

    中性子を1932年に実験的に発見したとされる科学者は誰か?

    正解:ジェームズ・チャドウィック
    解説:イギリスの物理学者ジェームズ・チャドウィックは、1932年にベリリウムにアルファ線を当てた際に生じる放射線を分析し、電荷を持たない粒子「中性子」を実験で同定した。この発見によりチャドウィックは1935年のノーベル物理学賞を受賞した。ラザフォードは原子核の発見(1911年)で知られる。
  8. 108難易度 ★★☆☆☆

    身近な「使い捨てカイロ」が熱を発生するしくみとして正しいのはどれか?

    正解:鉄粉が空気中の酸素と結びつく酸化反応(錆びる反応)による発熱
    解説:使い捨てカイロは、鉄粉・塩・活性炭・水などを混合した内容物が、袋を開けて空気(酸素)にさらされると鉄が酸化(錆び)される際に発生する酸化熱を利用している。塩が電解質として電子移動を促進し、活性炭が触媒的な役割を果たして反応を持続させる。
  9. 109難易度 ★★★☆☆

    炭素の同素体である「カーボンナノチューブ」の構造として最も正しいのはどれか?

    正解:グラフェン(炭素原子の六員環シート)を筒状に丸めた円筒形の構造
    解説:カーボンナノチューブ(CNT)は、炭素原子がハニカム状(六角格子)に並んだグラフェンシートを円筒形に丸めたような構造を持つ。直径はナノメートルオーダーで非常に細長く、鋼鉄の数十倍の引張強度と高い電気伝導性を持つことで知られる。飯島澄男が1991年に発見した。
  10. 110難易度 ★★★★

    薬のサリドマイドが引き起こした薬害において、「光学異性体(鏡像異性体)」の概念が重要になった理由はどれか?

    正解:サリドマイドの2種類の鏡像異性体のうち、一方には催奇形性があり他方には薬効があったが、体内で相互変換するため分離しても予防できなかった
    解説:サリドマイドにはR体とS体の光学異性体が存在し、R体には催眠・鎮静作用、S体には催奇形性があることがわかった。しかし体内ではR体もS体に変換されてしまうため、片方だけを投与しても意味をなさないことが後に判明した。この事件は医薬品開発における光学純度の重要性を示す事例として広く知られる。
  11. 111難易度 ★★★☆☆

    化学平衡にある系に変化(濃度・温度・圧力)を加えると、その変化を緩和する方向に平衡が移動するという原理を何というか?

    正解:ルシャトリエの原理(平衡移動の原理)
    解説:ルシャトリエの原理は1888年にフランスの化学者アンリ・ルイ・ル・シャトリエが提唱した。例えば反応物の濃度を増やすと平衡は生成物側へ移動し、圧力を増やすと気体分子数が減る方向へ平衡が移動する。アンモニア合成(ハーバー・ボッシュ法)の最適条件設計などに利用される。
  12. 112難易度 ★★★☆☆

    放射性炭素年代測定(炭素14法)を用いて測定できる年代の範囲として最も適切なのはどれか?

    正解:最大約5万〜6万年前まで
    解説:炭素14(¹⁴C)は半減期が約5,730年であるため、試料中に含まれる¹⁴Cの量が測定限界以下になるまでに対応する最大約5〜6万年前までの有機物の年代測定に有効である。それより古い遺物にはウラン-鉛法やカリウム-アルゴン法など他の放射性同位体を使う方法が用いられる。
  13. 113難易度 ★★☆☆☆

    タンパク質の一次構造を形成するために、アミノ酸同士を結びつける結合の名称として正しいのはどれか?

    正解:ペプチド結合(-CO-NH-)
    解説:タンパク質はアミノ酸がペプチド結合(-CO-NH-)によって連なった高分子である。一方のアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)と他方のアミノ基(-NH₂)が脱水縮合して形成される。タンパク質の立体構造(二次・三次構造)は水素結合やジスルフィド結合などによって安定化される。
  14. 114難易度 ★★☆☆☆

    金属元素の中で、常温(25℃)での電気伝導率が最も高いのはどれか?

    正解:銀(Ag)
    解説:電気伝導率が最も高い金属は銀(Ag)であり、次いで銅(Cu)、金(Au)と続く。実用的には銀より安価で伝導率が近い銅が電線に広く使われており、金は耐食性の高さから接点材料に使われる。アルミニウムは銅より伝導率が低いが軽量なため高圧送電線に使われることがある。
  15. 115難易度 ★★★☆☆

    化学反応の経路によらず、始状態と終状態が同じであれば反応エンタルピー変化は等しいという法則を何というか?

    正解:ヘスの法則(総熱量保存の法則)
    解説:ヘスの法則は1840年にロシアの化学者ゲルマン・ヘスが提唱した。反応エンタルピー変化はエンタルピーが状態関数であることの帰結として経路に依存しない。直接測定が困難な反応の反応熱を複数の実測値の組み合わせで計算するのに使われる。例えば炭素の燃焼反応の熱計算などに応用される。
  16. 116難易度 ★★☆☆☆

    食品の「発酵」と「腐敗」の根本的な違いとして正しいのはどれか?

    正解:人間にとって有用かどうかという観点での分類で微生物が関与する反応自体は同じ
    解説:発酵と腐敗はともに微生物(細菌・酵母・カビ)が有機物を分解する現象であり、化学反応の種類としては本質的に同じである。人間の食生活にとって有益な変化(味噌・醤油・チーズ・ヨーグルトなど)を「発酵」、有害な変化を「腐敗」と呼ぶのが慣例的な区別である。
  17. 117難易度 ★★☆☆☆

    水素(H₂)を燃料として酸素(O₂)と電気化学的に反応させ電気・熱・水を取り出す発電装置を何というか?

    正解:燃料電池
    解説:燃料電池(Fuel Cell)は水素と酸素を電気化学反応させ、電気・熱・水を生成する発電装置である。燃焼を経ずに直接電気を取り出せるため発電効率が高く、排出物が水のみとなるため環境負荷が低い。家庭用(エネファーム)や燃料電池車(FCV)への応用が進んでいる。
  18. 118難易度 ★★☆☆☆

    酢酸(CH₃COOH)の水溶液中での性質として正しいのはどれか?

    正解:弱酸であり水溶液中では一部のみがイオンに電離する
    解説:酢酸(CH₃COOH)は弱酸の代表例で、水溶液中での電離度は低く一部のみがCH₃COO⁻とH⁺に電離する。食酢には約3〜5%の酢酸が含まれ特有の酸味と刺激臭を示す。塩酸・硫酸などの強酸とは電離度の点で大きく異なる。
  19. 119難易度 ★★☆☆☆

    「シャルルの法則」が示す気体の性質として正しいのはどれか?

    正解:一定圧力のもとで気体の体積は絶対温度に比例する
    解説:シャルルの法則(1787年にシャルル、1802年にゲイ=リュサックが定式化)は「一定圧力のもとで気体の体積(V)は絶対温度(T)に比例する(V∝T)」というものである。ボイルの法則(圧力・体積の反比例)と合わせて「ボイル・シャルルの法則」として統合される。
  20. 120難易度 ★★☆☆☆

    エタノール(C₂H₅OH)が酸化されるとき、最初に生成される物質はどれか?

    正解:アセトアルデヒド(CH₃CHO)
    解説:エタノールを酸化するとまずアセトアルデヒド(CH₃CHO)が生成し、さらに酸化を続けると酢酸(CH₃COOH)になる。体内では肝臓中のアルコール脱水素酵素(ADH)がエタノールをアセトアルデヒドに変換し、このアセトアルデヒドが二日酔いの原因物質とされている。

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