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💪健康クイズ 問題と解説

人体の仕組み・栄養・運動・病気の予防など、健康に関するクイズです。日常生活に役立つ医学・生理学の知識が身につきます。1234問のうち第601620問を掲載しています(31ページ目/全62ページ)。

  1. 601難易度 ★★★☆☆

    ワクチンの種類の説明で「弱毒生ワクチン」の特徴として正しいのはどれか?

    正解:病原性を弱めた生きた病原体を接種し強い免疫記憶を誘導する
    解説:弱毒生ワクチン(生ワクチン)は病原性を減弱させた生きた病原体を使用する。自然感染に近い形で抗原が提示されるため細胞性・体液性免疫ともに強い記憶が得られやすい。BCG・麻疹・風疹・水痘・ロタウイルスワクチンなどが該当する。
  2. 602難易度 ★★☆☆☆

    成人の消化管の全長(口腔から肛門)として最も近い値はどれか?

    正解:約8〜10m
    解説:成人の消化管は口腔から肛門まで約8〜10mとされる(生体では筋緊張により短く、死後は約7〜8mに伸びる)。内訳は食道約25cm・胃・小腸約6〜7m・大腸約1.5mである。
  3. 603難易度 ★★☆☆☆

    幽門( pylorus)はどこに存在するか?

    正解:胃と十二指腸の境界
    解説:幽門は胃の出口で十二指腸との境界に位置し、括約筋(幽門括約筋)により胃内容物の十二指腸への移行を調節する。食道と胃の境界は噴門、十二指腸・空腸の境界はTreitz靱帯、回盲部弁が小腸・大腸の境界となる。
  4. 604難易度 ★★☆☆☆

    膵島(ランゲルハンス島)のβ細胞が分泌するホルモンはどれか?

    正解:インスリン
    解説:膵島(ランゲルハンス島)はα細胞(グルカゴン産生)・β細胞(インスリン産生)・δ細胞(ソマトスタチン産生)などで構成される。インスリンはβ細胞から分泌される血糖降下ホルモンで、1型糖尿病ではβ細胞が自己免疫攻撃を受ける。
  5. 605難易度 ★★☆☆☆

    胃食道逆流症(GERD)の生活習慣による予防・改善法として正しいのはどれか?

    正解:食後2〜3時間は横にならず、頭部を挙上して就寝する
    解説:GERDの改善には食後すぐに横にならないこと・就寝時頭部挙上・肥満の解消・喫煙・アルコール・脂肪食・カフェインの制限が有効である。これらは下部食道括約筋圧を低下させるため症状を悪化させる。
  6. 606難易度 ★★★☆☆

    腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の主な種類でないものはどれか?

    正解:クエン酸
    解説:腸内細菌が食物繊維・難消化性でんぷんを発酵して産生する短鎖脂肪酸(SCFA)は酢酸・プロピオン酸・酪酸が代表的である。クエン酸はクエン酸回路の中間代謝産物で腸内細菌の短鎖脂肪酸産生物ではない。
  7. 607難易度 ★★★★

    酪酸(酪酸菌が産生する短鎖脂肪酸)の大腸への主な作用はどれか?

    正解:腸上皮細胞の主要なエネルギー源となり腸管バリアを維持する
    解説:酪酸は大腸上皮細胞の主要なエネルギー源(β酸化)として利用され、腸管バリア機能の維持・炎症抑制・アポトーシス誘導によるがん予防に寄与するとされる。酪酸産生菌(Clostridium butyricum等)の減少は腸管疾患と関連する。
  8. 608難易度 ★★★☆☆

    口腔カンジダ症の原因菌として最も多いものはどれか?

    正解:カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)
    解説:口腔カンジダ症(鵞口瘡)はカンジダ・アルビカンスによる日和見感染症で、免疫低下(HIV感染・ステロイド使用・糖尿病など)や抗菌薬長期使用により常在菌のカンジダが増殖して発症する。白色偽膜が口腔粘膜に付着するのが特徴である。
  9. 609難易度 ★★★★

    消化性潰瘍の治療に使用されるプロトンポンプ阻害薬(PPI)の作用機序はどれか?

    正解:胃壁細胞のH⁺/K⁺ATPase(プロトンポンプ)を阻害し胃酸分泌を抑制する
    解説:PPIはオメプラゾールなどが代表例で、胃壁細胞の最終段階である胃酸分泌ポンプ(H⁺/K⁺ATPase)を不可逆的に阻害する。H₂受容体拮抗薬より強力に胃酸を抑制するためGERD・消化性潰瘍・ピロリ除菌レジメンに用いられる。
  10. 610難易度 ★★★★

    自然免疫における「パターン認識受容体」の代表例はどれか?

    正解:Toll様受容体(TLR)
    解説:Toll様受容体(TLR)は自然免疫の代表的なパターン認識受容体(PRR)で、細菌のLPS・ペプチドグリカン・ウイルスの核酸など病原体関連分子パターン(PAMP)を認識し、自然免疫の活性化シグナルを開始する。
  11. 611難易度 ★★★☆☆

    食道がんのリスク因子として正しいのはどれか?

    正解:飲酒・喫煙・熱い飲食物の摂取
    解説:食道がんのリスク因子には飲酒(特にアセトアルデヒドへの曝露)・喫煙・熱い飲食物の繰り返し摂取が代表的である。日本では扁平上皮がんが多くこれらが主因で、欧米では肥満・GERDに関連した腺がんが増加している。
  12. 612難易度 ★★★☆☆

    小腸絨毛内のリンパ管(乳び管)に吸収される主な栄養素はどれか?

    正解:脂溶性ビタミンと長鎖脂肪酸(キロミクロン)
    解説:長鎖脂肪酸と脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は小腸上皮細胞内でキロミクロンに再合成され、絨毛内のリンパ管(乳び管)に入りリンパ・静脈を経て血液に到達する。グルコース・アミノ酸・水溶性ビタミンは門脈血に直接吸収される。
  13. 613難易度 ★★★★

    免疫系において「自己」と「非自己」の識別に重要な細胞表面分子はどれか?

    正解:MHC(主要組織適合性複合体)分子
    解説:MHC(ヒトではHLA: Human Leukocyte Antigen)分子は細胞表面に発現し、自己ペプチドや異物ペプチドをT細胞に提示する。MHCクラスIはすべての有核細胞に、クラスIIは抗原提示細胞(樹状細胞・マクロファージ・B細胞)に発現する。
  14. 614難易度 ★★☆☆☆

    アレルギー性鼻炎(花粉症)において放出されるメディエーターで、くしゃみ・鼻水を引き起こす主なものはどれか?

    正解:ヒスタミン
    解説:花粉症はI型アレルギーで、花粉(アレルゲン)がIgEと結合したマスト細胞を刺激しヒスタミンをはじめロイコトリエン・プロスタグランジンなどが放出される。ヒスタミンがH₁受容体を介してくしゃみ・鼻水・鼻閉・眼のかゆみを引き起こす。
  15. 615難易度 ★★☆☆☆

    過敏性腸症候群(IBS)の特徴として正しいのはどれか?

    正解:腸の器質的異常なく腹痛・便通異常が慢性的に続く機能性疾患
    解説:過敏性腸症候群(IBS)は器質的異常(潰瘍・腫瘍等)を認めずに腹痛・腹部不快感と便通異常(下痢・便秘・混合型)が慢性的に続く機能性消化管障害である。腸脳相関・腸内フローラ・心理的ストレスが複合的に関与する。
  16. 616難易度 ★★☆☆☆

    炎症性腸疾患(IBD)に含まれる疾患として正しい組み合わせはどれか?

    正解:クローン病と潰瘍性大腸炎
    解説:炎症性腸疾患(IBD)はクローン病と潰瘍性大腸炎が代表で、腸管に慢性炎症・潰瘍を繰り返す自己免疫関連疾患である。クローン病は口腔から肛門まで全消化管に起こり得るが、潰瘍性大腸炎は大腸粘膜に限局する。
  17. 617難易度 ★★★☆☆

    肝臓での「尿素回路」の役割はどれか?

    正解:有毒なアンモニアを尿素に変換して解毒する
    解説:アミノ酸代謝で生じるアンモニア(NH₃)は有毒であり、肝臓の尿素回路(オルニチン回路)によって毒性の低い尿素に変換される。尿素は腎臓を経て尿として排泄される。肝不全では尿素回路が障害され血中アンモニア濃度が上昇し肝性脳症を引き起こす。
  18. 618難易度 ★★★★

    胃の内分泌細胞であるECL細胞が産生し、壁細胞の胃酸分泌を強力に促進するアミンはどれか?

    正解:ヒスタミン
    解説:胃粘膜のECL細胞(腸クロム親和性細胞様細胞)はヒスタミンを産生・放出し、壁細胞のH₂受容体に作用して胃酸(塩酸)分泌を促進する。H₂受容体拮抗薬(ファモチジン等)はこの経路を遮断して胃酸を抑制する。
  19. 619難易度 ★★☆☆☆

    小腸の消化吸収に関して、糖質の最終消化産物(吸収型)として正しいのはどれか?

    正解:グルコース・フルクトース・ガラクトース
    解説:糖質は唾液・膵アミラーゼによりオリゴ糖・二糖類に分解後、小腸粘膜の二糖類分解酵素(マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ)によってグルコース・フルクトース・ガラクトースの単糖まで分解されて吸収される。
  20. 620難易度 ★★★☆☆

    腸内細菌がビタミンK₂の合成に関与することを考慮すると、長期間の抗菌薬使用による副作用として考えられるのはどれか?

    正解:ビタミンK欠乏による出血傾向(凝固障害)
    解説:腸内細菌はビタミンK₂(メナキノン)を合成するため、長期抗菌薬使用により腸内細菌叢が乱れるとビタミンK₂不足となる。ビタミンKは凝固因子(II・VII・IX・X)の活性化に必要で、不足すると出血傾向(プロトロンビン時間延長等)が生じる。

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