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💪健康クイズ 問題と解説

人体の仕組み・栄養・運動・病気の予防など、健康に関するクイズです。日常生活に役立つ医学・生理学の知識が身につきます。1234問のうち第621640問を掲載しています(32ページ目/全62ページ)。

  1. 621難易度 ★★★☆☆

    消化管の「蠕動運動」を制御する消化管固有の神経叢で正しいのはどれか?

    正解:アウエルバッハ(マイスナー)神経叢などの腸管神経系(ENS)
    解説:消化管には「腸脳」とも呼ばれる腸管神経系(ENS)が存在し、筋層間(アウエルバッハ)神経叢と粘膜下(マイスナー)神経叢が蠕動運動・分泌などを中枢神経とは独立して調節できる。ENSは約1億個のニューロンを含む。
  2. 622難易度 ★★★☆☆

    クローン病に関する記述で正しいのはどれか?

    正解:消化管の全層に炎症が及び口腔から肛門まで全消化管に発症しうる
    解説:クローン病は消化管全層に炎症(全層性炎症)が及ぶ慢性炎症性腸疾患で、口腔から肛門まで消化管のどこにでも非連続性病変が生じる。回腸末端部〜右結腸に好発し、若年(10〜30代)に多い。遺伝的素因・腸内細菌・免疫異常が関与する。
  3. 623難易度 ★★★★

    ヘルパーT細胞(Th1・Th2)の役割について正しいのはどれか?

    正解:Th1は細胞性免疫(マクロファージ活性化・CTL誘導)を、Th2は体液性免疫・アレルギー(IgE産生・好酸球活性化)を担う
    解説:Th1はIFN-γ・IL-2を産生し細胞内寄生微生物(結核菌等)への細胞性免疫を担い、Th2はIL-4・IL-5・IL-13を産生してB細胞のIgE産生・好酸球活性化など体液性免疫・アレルギー反応を促進する。両者はお互いを抑制するバランス関係にある。
  4. 624難易度 ★★★★★

    粘膜免疫系でIgAの産生・輸送に重要な役割を担うペプチドはどれか?

    正解:分泌成分(Secretory Component)
    解説:分泌型IgA(sIgA)は二量体IgAが上皮細胞のポリIg受容体(pIgR)に結合して細胞内輸送された後、腸管腔側でpIgRの一部(分泌成分:SC)と共に切り出されて分泌される。SCはsIgAをプロテアーゼから保護する役割も担う。
  5. 625難易度 ★★☆☆☆

    大腸憩室症の主なリスク因子はどれか?

    正解:食物繊維不足・便秘・加齢
    解説:大腸憩室は腸管壁の弱い部分が腸内圧により外側へ袋状に突出した状態で、食物繊維不足による便秘・加齢による腸管壁の脆弱化・低繊維食が主なリスク因子である。感染すると憩室炎となり、腹痛・発熱を呈する。
  6. 626難易度 ★★☆☆☆

    免疫記憶の形成に関して、ワクチン2回目接種(ブースター)時に起こることはどれか?

    正解:メモリー細胞が迅速に活性化され短期間で大量の抗体が産生される(二次免疫応答)
    解説:二次免疫応答(ブースター効果)では初回接種で形成されたメモリーB細胞・メモリーT細胞が同じ抗原に素早く反応し、数日以内に大量で親和性の高い抗体(主にIgG)が産生される。一次応答より速く・強く・長続きするのが特徴である。
  7. 627難易度 ★★★☆☆

    唾液の機能として誤っているのはどれか?

    正解:胃酸の分泌促進(直接的作用)
    解説:唾液の機能は①アミラーゼによるデンプン消化②ムチンによる食塊形成・嚥下補助③口腔の湿潤・保護④唾液IgA・リゾチームによる抗菌作用⑤重炭酸塩による口腔内pH緩衝(虫歯予防)などである。胃酸分泌の直接的促進は唾液の主な機能ではない。
  8. 628難易度 ★★★★

    免疫不全状態で起こりやすい「カリニ肺炎」の原因病原体はどれか?

    正解:ニューモシスティス・ジロベチ(Pneumocystis jirovecii)
    解説:ニューモシスティス・ジロベチ(旧称カリニ)による肺炎(PCP)はHIV感染者・血液腫瘍・免疫抑制剤使用患者などの免疫不全状態で起こる日和見感染症である。CD4陽性T細胞数が200/μL以下に低下すると発症リスクが高まる。
  9. 629難易度 ★★★★

    腸肝循環として正しく説明しているのはどれか?

    正解:肝臓から分泌された胆汁酸が回腸で再吸収され門脈を経て肝臓に戻るサイクル
    解説:腸肝循環は肝臓で産生された胆汁酸が胆汁中に分泌→小腸で脂肪乳化→回腸末端で能動的に再吸収→門脈経由で肝臓に戻る→再分泌というリサイクルサイクルである。1日に胆汁酸プール(約3〜5g)の6〜10回転が行われ効率的に利用される。
  10. 630難易度 ★★★☆☆

    胃排出速度を遅らせる(胃内停留時間を長くする)食品成分はどれか?

    正解:脂肪
    解説:胃排出速度は食品の組成に影響され、一般に脂肪>タンパク質>糖質の順に胃内停留時間が長い。脂肪は十二指腸のCCK分泌を促して幽門括約筋収縮を強め胃排出を遅らせる。これが脂肪食後に満腹感が長続きする理由の一つである。
  11. 631難易度 ★★★☆☆

    ヒスタミンH₂受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)の作用として正しいのはどれか?

    正解:胃壁細胞のH₂受容体を遮断し胃酸分泌を抑制する
    解説:H₂受容体拮抗薬(ファモチジン・ラニチジン等)は胃壁細胞のヒスタミンH₂受容体を競合的に遮断し胃酸分泌を抑制する。消化性潰瘍・GERDなどに使用される。アレルギーの治療に使用するのはH₁受容体拮抗薬(抗ヒスタミン薬)である。
  12. 632難易度 ★★★☆☆

    腸内フローラの乱れ(ディスバイオーシス)と関連が示唆されていない疾患はどれか?

    正解:骨折
    解説:腸内フローラのディスバイオーシス(細菌叢の不均衡)はIBD・肥満・2型糖尿病・アレルギー・自閉スペクトラム症・うつ病・非アルコール性脂肪性肝炎など多様な疾患との関連が研究されている。骨折との直接的な関連は現時点では乏しい。
  13. 633難易度 ★★★☆☆

    樹状細胞(Dendritic cell)の主な役割はどれか?

    正解:抗原を貪食・処理してT細胞に提示し獲得免疫を開始させる
    解説:樹状細胞は自然免疫と獲得免疫を橋渡しする「プロフェッショナル抗原提示細胞」で、皮膚・粘膜・リンパ組織などに存在する。病原体を貪食処理してMHC分子上にペプチドを提示し、ナイーブT細胞を活性化して獲得免疫応答を開始させる。
  14. 634難易度 ★★★☆☆

    消化管ポリープの中で大腸がんへの前がん病変として特に重要なものはどれか?

    正解:腺腫(adenoma)
    解説:大腸の腺腫(adenomatous polyp)はがん化リスクがある前がん病変で、腺腫→がんシーケンス(Vogelstein多段階発がん)が証明されている。大きいほど(1cm以上)・絨毛成分が多いほど・高異形成ほどリスクが高く、内視鏡的切除が推奨される。
  15. 635難易度 ★★★★★

    補体系の「古典経路」の開始に必要なものはどれか?

    正解:抗原抗体複合体(C1qとIgG/IgMの結合)
    解説:補体古典経路は抗原抗体複合体のIgGまたはIgMのFc領域にC1qが結合することで開始される(獲得免疫と連動)。レクチン経路はMBLが病原体表面のマンノースを認識、副経路(第二経路)はC3bが病原体に直接結合して開始される。
  16. 636難易度 ★★☆☆☆

    食物アレルギーの除去食療法において、乳幼児期に最も多い原因食品(三大アレルゲン)はどれか?

    正解:鶏卵・牛乳・小麦
    解説:日本では乳幼児食物アレルギーの原因食品の上位は鶏卵・牛乳・小麦で、これが三大アレルゲンとされる。年齢が上がるにつれ鶏卵・牛乳・小麦は自然寛解しやすいが、ピーナッツ・甲殻類などは寛解しにくい。
  17. 637難易度 ★★★☆☆

    免疫グロブリンIgMについて正しいのはどれか?

    正解:5量体(ペンタマー)構造を取り一次免疫応答で最初に産生される
    解説:IgMは5量体構造(10個の抗原結合部位)を持ち、感染初期(一次免疫応答)で最初に産生される免疫グロブリンである。補体古典経路の活性化能が高い。胎盤通過はIgGのみで可能、血清最多はIgG、粘膜防御の主役はsIgAである。
  18. 638難易度 ★★☆☆☆

    胃の構造で、食道と胃の接合部に近い部分(胃の入り口側)はどれか?

    正解:噴門部
    解説:胃は噴門部(食道との接合部)・胃底部(横隔膜直下の最上部)・体部(中央の大部分)・幽門部(十二指腸に接する出口側)に区分される。逆流性食道炎は噴門部付近の下部食道括約筋機能低下で起こる。
  19. 639難易度 ★★★☆☆

    腸内細菌叢(腸内フローラ)が初期に形成される時期はどれか?

    正解:出生直後〜乳幼児期
    解説:胎内では腸内は無菌に近く、出生時の産道通過・授乳・環境接触により生後急速に腸内フローラが形成される。生後3歳頃までに成人に近い腸内フローラが確立するとされ、この時期の環境(帝王切開・抗菌薬・食事)がアレルギー発症などに影響するとされる。
  20. 640難易度 ★★★☆☆

    抗体の基本構造として正しいのはどれか?

    正解:2本の重鎖(H鎖)と2本の軽鎖(L鎖)がジスルフィド結合したY字型
    解説:抗体(免疫グロブリン)の基本単位は2本の重鎖(H鎖)と2本の軽鎖(L鎖)がジスルフィド結合で連結したY字型の四量体構造である。抗原結合部位(Fab領域)は可変領域(V領域)から成り、Fc領域は補体活性化・オプソニン化などのエフェクター機能に関与する。

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